「ザ・折檻」の世界。

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「赤坂ブルーシャトー」

とは、ある年代のマゾ男からよく聞く名前でありますが、最近
葵マリーさんが監督を務めた、にっかつロマンポルノの「ザ・折檻」という
ドキュメンタリー映像を拝見する機会がありました。
以前から探していたのですが、それを知った知人マゾ男性が或る日
倉庫から見つけ出して持ってきてくれたのです。
それはそれは感激しましたよ。
内容はというと、警察の監視が厳しい現代では難しい内容ばかりで

ビルから逆さまに吊りあげたりとか、東京の繁華な交差点に全裸・目隠しで放置したりとか
パーキングエリアで首輪をつけたまましゃがんでオシッコをさせたり
走行中の車の窓からお尻だけ出させて排泄させ、力一杯の一本鞭の雨、
イチジク浣腸数十個・ビー玉やウインナー等の異物注入とか、
女王様が飼っているシェパードに口淫・交尾したりとか(獣姦)
クレーンで逆さ吊りにして海に浸けるとか、真冬の湖の厚く張った氷を割って中に浸けたりしていましたね。

その様子は、まさに折檻という言葉がぴったりで、女王様が3人ぐらい出てくるのですが
その中でもメインだった西白蘭(せいびゃくらん)さんという方は、
とてもその女奴隷たちに愛情を注いでらっしゃるのが、映像を通してもわかるんですね。
彼女はドキュメンタリーの中でこう言っていました。

「私たちは男性のシンボルというものがないから、愛しい女たちを手懐けるのには
精神的な繋がりがとても重要なんです。」と。
厳しい拷問のあと、新入りのマゾ女を全裸で庭に放り出し
ローソクや花火で責めるのですが、途中で彼女は倒れたままエクスタシーに達してしまう。
その彼女を抱きしめ、涙に震えながら「よくやったね、今日からお前は私の本当の奴隷だよ。
お前は私の奴隷になると誓うか?」と問う姿は、愛しい者を離すまいとする姿そのものだった。

西白蘭さんはサドという前に、真性のレズビアンだということが伺える。
愛しい女性を支配するために必要だったのが、倒錯的な行為であり
それは力のない女性が唯一、男性的な強さを誇示できる行為だったのだろう。

力を見せつけて、性的に支配する。

このビデオの中にそういうものを垣間見ることができたが、根底にあるのはただひとつ、
相手に対する愛情。かなり屈折していますが。それから執念。悲しみ。
それは性的には実らないものから来るのかもしれませんが、退廃的な感情ですね。
ジャケットも美しいでしょう?人間の悲壮感漂う執念とは、とても美しいものですから。