精液まみれのいたずらな日々。

恋に破れた男はそれはそれは打ち拉がれた顔をして、そして惨めで
笑っていても泣いているようで、少しの衝撃で今にも倒れてしまいそうだった。
草臥れたボロ雑巾。お前は捨てられた用済み。それでも、いろんなところから
だらだらと液体をこぼしながら、ただひたすらに私に勃起しているんだね。
すがりつくような悲痛な顔。でもあなたは今ここに生きている。
その顔で何を思う?明日強く笑うために何を思う?
あなたはいつの日か昔を振り返る。無限に繰り返すこの日々を。
精液まみれのいたずらなこの日々を。そこに私が居たことを。