2011年1月

毎年年が明けると初夢を楽しみにしているのだが、今までまともな初夢をみたことがない。その日は寝る直前までアメリカのアニメ「シンプソンズ」のオーストラリア編をみていて主人公のホーマー・シンプソンの息子、バートがリュックにカエルを忍ばせて、オーストラリアに到着するなり、こっそり噴水の中に放してしまう、というシーンがあった。（オーストラリアにはカエルがいないため、のちに大繁殖して生態系を壊してしまう。）気持ち悪いくらい、うじゃうじゃとうごめくカエル・・・雨が降っても雨がカエル・・・それが私の初夢だった。カエルは好きだけど、気持ちいい夢ではない。年始はテレビをつければ、おばかバラエティーではなくて、とてもいいニュースが流れていた。どこの誰だか名前を明かさないない人物が、日本の孤児施設へランドセルを山のように沢山寄付した。というニュース。日本にも「あしながおじさん」がいるんだ。それから、ラスベガスの自称ギャンブラーが、難病の子供を抱える貧困層の家族のために一戦交えてそのお金をプレゼントする、というニュース。そのギャンブラーは変装していたが、Tシャツにジーンズ、それからニューヨーク・ヤンキースの帽子をかぶっていた。想像するようなギャンブラーの容姿ではなかったが、身につけているものが真新しすぎるため、逆に服だけが浮いているような感じだった。服に「しみ」でも付けたらリアルだったのに、ねえ。ギャンブラーはインタビュアーに答えていた。「僕がなぜこのようなことをするのかって？それは僕は子供のころから母親に 人のためになることをしなさいって言われてきたからだよ」と言っていた。彼のギャンブラーとしての能力は、彼の努力と才能と持って生まれた運と、それらの結果のうえに成り立っているんだろうけど、彼なりに「その能力をどうやって人のために使うか」と考えた結果がこの行動なのだろう。前者のあしながおじさん、後者のギャンブラー。共通するのは「困った人を助けている」ってことだけれど、人間って「ある時」までそんなこと全然考えもしないのに、その「ある時」になったらフト、両親が言っていたことを思い出して人が変わったようにソレを遂行することがある。タイマーでもセットされているのかな？と思うぐらいに突然。両親の言葉は、きっと自分の中の「良心」の言葉なのだろう。

2011年1月

この女は無邪気すぎるのだ！

パンドーラ・ボックス。

俺の現在は俺の少年時代の嘘だった。

お休みのお知らせと中年太りしたメタリカ。

レースクィーンコスチュームとほーらおじさんプレイ。

あしながおじさんとギャンブラー。

新年明けましておめでとうございます。