2016年2月

いつもマゾから「あやつき様は楽しくて明るくていいですねぇー」と言われるけど、ほんとうは真逆だ。ネクラで地味。できれば誰とも関わりたくないし 華やかな世界も好きじゃない。なにも考えず明るく笑っていることに慣れていないしむしろ何か獲物を狙って 虎視眈々と生きているほうがすきだ。だけど変態性癖をもつマゾ男のほとんどは明るい人なんて皆無なので 道化ているだけ。頭かくさず 尻かくさず。性格なんて どうとでも変えられるのです。長年培った「習慣」なのだとおもいます。ふたごちゃんの話で言うと ふたごちゃんはたいてい明るく外向的な子供と どちらかというと大人しい内向的な子供 になるそうです。それは この世にうまれて 親や社会と接していくうちにどちらかが どちらかに合わせて性格を変化させていくのだそうです。興味深い話ですね。たとえば 明るい活発な子供がふたりいたとしたらお互いがぶつかり合い ケンカが絶えないでしょう。おもちゃが欲しい子供がふたりいたとしたらお互いにおもちゃを奪い合い ケンカが絶えないでしょう。毎日一緒にいるうえで 子供も学習するそうです。ひとりがおもちゃを欲しがる子供ならばもうひとりはおもちゃを譲る子供になるのだとか。人は幸せになるための知恵を 幼いころから持っているのですね。つまり人は周りの環境に合わせて 自分の性格を作り出したのだといえます。長年の習慣です。だけど 「これが絶対変えられない自分なんです！」と固執している人も 男女問わずおおいよね。男のひとは特に多いかもしれない。固執という言葉は「執」という文字からわかるように執着のひとつなんだよね。執着していると 自分の首を絞めていく。ながいあいだそれに慣れていると首を絞められていることすら わからなくなってくる。「真綿で首を絞められる」状態。生きているのだか 死んでいるのだかわからない状態ってこと。生きているのがくるしいんです。って そりゃあそうだよね。自分で首を絞めているのだから。精神的にもマゾで 僕はそれでもいいんです！って人はしかたないけれど クラブにいらっしゃる殆どの人は何かを求め 彷徨っていらっしゃいますね。しかし わたしは思うのです。他者に答えをもとめるうちは 答えなんかでません。答えは自分の中にあるのだから。便所。その入れ物は生身で構成されている。血と肉と骨だ。その中には得体のしれない恐ろしいものが入っている。感情というやつ。それからその感情を発露させると、執着というこれまたやっかいなものが生まれてくる。執着さんはご主人を苦しめるのが大好きだ。とりえがそれしかないからな。執着さんをなだめるにはまず、それを発露させることだ。心に持った罪を告白する。誰にでもいい。自分のことを知らない人間なら、なおさらいい。金で買った風俗嬢は一番いい。その女は墓場まできみの秘密を持っていきやしないんだから。「きみは僕の心を理解してくれる唯一の友達だ。きみは大切な友達なんだ。」そんな感じで勃起して自分を発露してみる。五体を地に投げだし、恥も外聞もなく啼泣するんだ。金で買った女の前なら恥ずかしくないだろ。そしたら、きみはこう思う。こんなに辛いならいっそのこと、感情や意志がない石の塊になってしまえばいいのに、とね。でも きみの血と肉と骨がそうはさせないだろうな。Dir en grey -「Glass Skin」

2016年2月

彼女の汚穢。

リクエストがまったく無いシリーズ。

セーラー服と・・

本日おやすみです。

灰色の夜と便所。